かつて、勤めていたネイルサロンを二店舗同時期に解雇され、一時はネイリストをあきらめようとしていた木下侑希さん。
その後、お客さんの勧めでネイルを再開し、現在、強い信念でネイリストとして日々精進しています。
必見の記事パート1はこちら↓
https://nail-journal.jp/i0260
トップの画像は、先頃開催された「アジアネイルフェスティバル オンライン2021」フォトスタイルコンテスト、メンズネイルケアでの入賞作品。
木下さんはこの種目は初出場で、作品づくりにいろいろ苦戦していたようです。
「メンズのモデルさんを探すのがなかなか大変で、ネイルケア以外にも栄養指導から脱毛まで、色々気を配ることが多かったです。
女性と違って男性の手は爪も大きく角質もつきやすいので、毎週のネイルケアも大変でした」
ネイルケアは競技の時だけではなく、事前の「育爪」が必要。
それがメンズとなるとさらにハードルが上がります。
実は遠方からわざわざ木下さんのネイルサロンに通っている男性客もいるそう。
「とりあえず、初出場で入賞できて安心しました。
ライオンのアートはアート性とリアリティ感が表現することが出来て、仕上がりには満足しています」
前回の記事にもあるように、木下さんはアートは独学。
やりたいアートに必要な技術や表現があったときに、その都度学んでいくスタイルです。
そういった試行錯誤の中、ここで表現されているライオンの色使いは個性的で、木下さんが見出したオリジナルデザインですね。
こちらは、理美容情報誌『ビューティギャラリー』が開催したネイルチップコンテストで、銀賞に輝いた作品。
『Fruits~フルーツ』というテーマで、ジェルのみで制作されたフルーツてんこ盛りの作品。
ペイントアートと3Dアートを取り入れ、自分の持てる技術を惜しみなく注いだそうです。
「個人的には力作ですが、細部の作りが甘かったところが結果に響いただろうなと感じました」と作品の出来は申し分ありませんが、若干力不足を感じているそう。
最後に木下さんに今後の目標をうかがってみました。
「目標は『ネイルに携わる全ての人が幸せになる世界』を作っていくことです。
お客様はもちろん、ネイリストも、そしてネイリストを支えてくださるメーカーさんや企業の皆さんなど、ネイルに携わる人が全て幸せになれるALL Win Winの世界を作っていきたいと思っています。
私は今はまだ未熟でとてもそんな大それた願いを口にする立場ではありませんが、私のお店のこの場所から少しずつ広がっていければいなと思っています」
前回の記事にもありましたが、「働く人が幸せじゃないお店でお客様を幸せにすることはできない」という木下さんの思いにも通じるようです。
サロンワークやコンペ等で活躍する木下さんの今後にも期待できそうです。
ネイルサロン『アリスネイルズ』の詳細はこちら↓
https://alicenails.jp
サロンのレポートはこちら↓
https://nail-journal.jp/salon/sl71
『ビューティギャラリー』ネイルチップコンテスト作品の詳細はこちら↓
https://takigawa.co.jp/publishing/bg/contest/nail/bg44_result/
Part-1はこちら↓
https://nail-journal.jp/i0260