100年近く日本の伝統芸能が演じられてきた能楽堂で、ネイルのランウェイが繰り広げられるなんて、誰が想像したであろう。
永田のぶ子さんは、今年4月にも京都宇治の伝統ある寺院で、前代未聞の単独ネイルランウェイを開催。
そしてこれが、二度目の「飽くなき美への挑戦」。
11/20、永田のぶ子さん主催『NOBU Collection~大槻能楽堂』、今年二度目の単独ネイルランウェイが開催された。
前回の京都、興聖寺での公演は、本堂や回廊などでパフォーマンスされたが、今回は古の劇場である「能楽堂」。
永田さんは、能の思想が自身の生き方や自身が手がけるネイルの在り方などと共通している点が多く、能楽堂での開催にこだわったそう。
未知なる舞台の演者となったのは、ランウェイモデル15名とパフォーマー2名。
登場作品は、新作28作を含む、30作品が披露された。
史上初のネイルランウェイを見ることができた貴重な観覧者は約100名。
前回のNOBU Collectionでは、ネイルをより良く魅せるため、衣装は色もデザインもシンプルなものだった。
今回は、和とも洋とも、アンティークともレトロとも取れる衣装で、さながらファッションショーのよう。
この時代を超越した衣装を担当したのは、Satomi,el besoさん。
Satomiさんは今年9月に開催されたNYコレクションでも衣装を担当。
Satomiさんはこれまでに数多くのアイドル衣装を手がけ、東京オリンピックの関連事業にも参加するなど幅広く活躍している。
NYコレクションでは永田さんもネイルデザイナーとして参加。
この世紀のランウェイを目の当たりにした貴重な観客は、
「ネイルが信じられないくらい繊細で、それを動く人につけてこそのネイルだという意味がわかった」
「ネイルとファッション、この遊び心のような感覚は今までの自分の中になかった」
「この場に足を運ぶことができ、公演を観れて本当に幸せな時間だった」
など、一様に能楽堂のネイルランウェイを堪能し、ネイルの持つ可能性を再認識したようだ。
永田さんは
「ネイル業界以外の方にネイルの価値を知ってもらうために、ネイルがないと成り立たないスタイルを披露したいと思いました。
今回は、NYコレクションデザイナーSatomi,el besoさんの衣装で魅せるという新しいチャレンジをし、『ネイルが絶対に必要な衣装』を着ることで、ネイルの価値を伝えられると考えました。
華やかな衣装ですが、指先にこだわり抜いたネイルがあるからこそ素敵になったと思います」
と、新たなチャレンジに感触を得たよう。
12月中旬には、この一夜限りの大パフォーマンスを一人でも多くの方に体感してもらえるよう、公式PVを完成させる予定。
また、コレクションで登場したネイル作品は年明けにも展示会で披露される。
当サイトでも随時告知予定なので、乞うご期待!