パリで活動するファッションネイリスト、ERI NARITAさん vol.1

日本でネイル文化が根付いて久しく、今や海外で活躍する日本人ネイリストは増えつつあります。

その中でもERI NARITAさんはサロンワークではなく、パリでファッション系のお仕事で活躍なさっています。

その成功秘話と現在の活躍ぶりをお伺いしました。

──ERIさんがネイリストになるきっかけは何だったのでしょうか。

「ネイリストになる前は銀行員でした。この頃、病気で入院し、自分を見つめ直したときに、今後は何かやり切ったと思える職業に就いてみたいと思いました。海外で手に職を持って働ける職業を吟味した結果、ネイリストになる決意をしました。元々、幼少の頃から英語を学んでいたのと、ネイルが好きだったからです」

──どういう経緯で現在活躍してらっしゃるフランスへ行ったのでしょうか。
「フランスに行く前はNYにいましたがそこでファッションの世界に足を踏み入れてから、パリブランドのシャネルやセリーヌなどのショーに参加したい、パリコレに出たいと思うようになり、パリに渡りました」

──現在のお仕事のするようになった経緯を教えてください。

「パリに着いてからしばらくは、ネイルサロンで働いていましたが、知人の紹介で少しずつファッションの仕事が増えていきました。そしてインスタに力を入れて、ファッションにどんどん専念していく方向性を自分で軌道しました。いただいたお仕事は、一回一回の丁寧にこなし、周りの形への感謝を忘れずに毎回毎回初心で仕事をしています。そのおかげか、最近では多くの雑誌に呼ばれるようになり、たくさんの撮影に参加させていただいております。なかでも一番光栄なのが雑誌の顔でもある表紙に参加させてもらえることです。また、広告撮影も沢山させて頂いて、自分のネイルがパリの大きいブランドのお店に載っていることもありました」

──最近印象的だったお仕事を教えてください。

「冒頭とこちらの二枚の写真は、『NOVENBRE』というファッション誌で2月に掲載されました。別の撮影現場で出会ったカメラマンから私のインスタグラムへ、私のネイルアートが好きだから一緒にやらないかというお誘いを受けたのが最初のきっかけでした。ちなみにこのカメラマンとは他の撮影現場でほとんど話できていなかったのと、この雑誌が自分の中でやりたいお仕事の一つだったのでとても感動しました」

──このときのネイルはどういうコンセプトだったんですか。

「フランスの古切手を使って欲しいというリクエストで、切手の他にハンドペイントで花や草も描いて欲しいとの事でした。この撮影では切手のネイルがメインでしたが、実際は1日の撮影中に、4回もネイルを変えました。他のネイルはシンプルでしたが、ネイルチェンジには10分もかける時間がありません。それを3分でネイルチェンジができた事、それにより、撮影に遅れが出なかったので、周りの皆さんからも褒められました。その甲斐あってか、ネイルをフォーカスしてもらえた出来上がりになり、ネイリストとして感動した思い入れのある写真です」

──撮影現場は大変そうですね。

「ネイルはメイクさんかヘアさんと同時に作業に入ります。これはかなり昔の写真ですが、撮影現場ではこんな感じです。ネイルは一番時間をかけずに終わらせなければいけないので、常に逆算して早く終わらせて、メイクさん、ヘアさんが集中できる舞台を作るようにしています」

──今後の予定を教えてください。

「これからも雑誌や広告の撮影も行いつつ、自分の大好きなネイルアートを広めていこうと思っています。パリではどんどんネイルアートが広まってきていて、その中で、私の名前がファッション業界で広まってきました。セレブリティの方からご指名をいただいたり、知名度のある方が私のことを広めてくださっています。今後もたくさんのネイルアートがパリから世界に発信できると信じ、日々切磋琢磨しながらプロモーションも行っていきたいと思います」

パリで優秀なネイルアーティストとして名を馳せているERI NARITAさん。

ERIさんは今月末から一週間開催されるパリコレにも参加するそうです。

それも含め、ネイルジャーナルではERIさんの活躍ぶりを引き続きレポート予定です!

お宝画像とERIさんの近況がわかるインスタグラムはこちら↓
https://www.instagram.com/erinaritanail/?hl=ja

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